最近リンクさせていただいた田中商店のまさみさんが、書き下ろしのオリジナル作品を寄せてくださいました(^_^)
基本のDIDはもちろんのこと、マミーや革の拘束具などによる全身拘束、息苦しい猿轡、狭い空間への監禁など、まさみさんの小説にはわびさびもえの好みと似通った部分がたくさんあります。
以下にご紹介するのは今回寄贈していただいた「隷属の学舎」の冒頭部分です。
舞台設定が非常に面白い作品でもあり、猿轡への霧吹き責めやマミーなど見どころがたくさんあります。
今後の展開が非常に楽しみな小説で、現在も鋭意執筆中です。
*** *** ***
ギチ…
ミチ…
身をよじる度に聞こえる縄鳴きの音。
私の身体をセーラー服越しに縛(いましめ)る縄目は、いくつもの結び目が複雑に絡みあい、それぞれがそれぞれを締め上げる責め縄。
んん…
んん…
隙間なく詰められた布を吐き出せないよう、粘着テープでみっちり塞がれた口では助けを求める声も出せない。
いや、大声で叫んだところで、誰も助けにはきてくれないだろう。だってもう、ここには私しかいないんだから…
スー…
スー…
粘着テープで口を塞がれた上、着ているセーラー服のネクタイの三角の布を3つに折って、目のすぐ下から顎まで覆われているあたしは、ほとんど呼吸する事ができない。
ナイロン100%の安っぽいネクタイの布地にほとんど通気性がない事を、何ヶ月も首に巻き続けてきて初めて知った。
強く深く空気を吸い込むと、逆に布地が鼻に張り付き、まったく空気が吸えなくなる。ごく浅く、ゆっくりと、布地と肌のわずかな隙間から、かき集めるように空気を鼻に集めて吸い込む。
それでもたぶん、吸い込める空気の量は、私が生きていくのに必要な量を満たしていない。
さっきから頭がぼうっとしてきている。考える力はとっくに失っている。縛られているこの身体が、自分のものだって実感も薄れている。
(何で、あたしがこんな目に合わなきゃいけないの…)
閉じ込められてずっと感じていた理不尽な仕打ちへの疑問も、もはやどうでも良い。
ただ1分1秒でも長く生き続けるため、私は必死に空気を貪っていた。
基本のDIDはもちろんのこと、マミーや革の拘束具などによる全身拘束、息苦しい猿轡、狭い空間への監禁など、まさみさんの小説にはわびさびもえの好みと似通った部分がたくさんあります。
以下にご紹介するのは今回寄贈していただいた「隷属の学舎」の冒頭部分です。
舞台設定が非常に面白い作品でもあり、猿轡への霧吹き責めやマミーなど見どころがたくさんあります。
今後の展開が非常に楽しみな小説で、現在も鋭意執筆中です。
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ギチ…
ミチ…
身をよじる度に聞こえる縄鳴きの音。
私の身体をセーラー服越しに縛(いましめ)る縄目は、いくつもの結び目が複雑に絡みあい、それぞれがそれぞれを締め上げる責め縄。
んん…
んん…
隙間なく詰められた布を吐き出せないよう、粘着テープでみっちり塞がれた口では助けを求める声も出せない。
いや、大声で叫んだところで、誰も助けにはきてくれないだろう。だってもう、ここには私しかいないんだから…
スー…
スー…
粘着テープで口を塞がれた上、着ているセーラー服のネクタイの三角の布を3つに折って、目のすぐ下から顎まで覆われているあたしは、ほとんど呼吸する事ができない。
ナイロン100%の安っぽいネクタイの布地にほとんど通気性がない事を、何ヶ月も首に巻き続けてきて初めて知った。
強く深く空気を吸い込むと、逆に布地が鼻に張り付き、まったく空気が吸えなくなる。ごく浅く、ゆっくりと、布地と肌のわずかな隙間から、かき集めるように空気を鼻に集めて吸い込む。
それでもたぶん、吸い込める空気の量は、私が生きていくのに必要な量を満たしていない。
さっきから頭がぼうっとしてきている。考える力はとっくに失っている。縛られているこの身体が、自分のものだって実感も薄れている。
(何で、あたしがこんな目に合わなきゃいけないの…)
閉じ込められてずっと感じていた理不尽な仕打ちへの疑問も、もはやどうでも良い。
ただ1分1秒でも長く生き続けるため、私は必死に空気を貪っていた。
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